LED化ヘッドライト・ポジション・ウィンカー交換【カムロード・クレア】

カムロードLED化

久しぶりのキャンピングカー クレアの改造・快適化です。

先人たちの教えを元に調査するもなかなか難しそうだな。と思っていたのがヘッドライトのLED化。

正直、業者に任せるか自分でやるか悩んでいたからこそ遅れました・・・。事前情報が全然足りなくて、作業途中で「マジか」とうなること数回。やっぱ業者に頼めばよかった。と思った改造記録です。

どうせヘッドライトを外すなら、全て一気にやろうとLEDヘッドライト・ポジションランプ・ウィンカーバルブと3つ全て交換しました。

ドアサイドのマーカーランプは、既に交換済み。

ドアサイドのマーカーランプ交換【カムロード・クレア】

LED化することで、爆光になるので夜間の視認性が格段にあがったので、今回も期待が持てます。

クレアのフェイスパネルの外し方

他のキャンピングカーのカムロードだと分かりませんが、クレアのフェイスパネルを外さなければ、ヘッドライト一式が出せないことが判明していたので、まずは、クレアのフェイスパネルを外していきます。

ネジ位置マーキング

マーキングと養生テーピングもペタペタやっていきます。

さて、フェイスパネルだけ外せばいけると思っていたのですが、下のバンパーも外したほうが楽です。出来なくはありませんが、ほぼ100%車体かエアロに傷が付くぐらいタイトです。

フェイスパネルは、プラスドライバー1本で外せます。

ワイパー外し

ワイパーはずのかい!!!!

とまず思いました。そもそも、クレアのフェイスパネルの外し方がネット上になく。ネジ穴だけで外れるだろうと思ったら、ワイパーを外さないとフェイスパネルが取れません。

年の為、左右両方のワイパーを外すのですが、ワイパー位置を記録する為にフロントガラスに養生テープで目印をしておくと楽です。

六角レンチ4㎜で開きますが、写真のタイプだと運転席側が取れません。両端に六角レンチが付いているタイプのものが必要になります。

で、ワイパーってキャップを外してナットを外すだけで取れると思いきや・・・。

納車から8カ月で既に錆で固着。ガタガタと車体が揺れるぐらい揺らして、固着を取りつつ力技でワイパーを引っ張ると取れます。その際に、フェイスパネルに「ガン!」とぶつかり塗装が剥がれます。

その為、ここの部分の養生は、2~3㎜のゴム素材などをあてがっておくと安心かもしれません。

フェイスパネルを外す

フェイスパネルは、1人で外せるし持てるので、車体に立てかけるなりで置いておきます。

クレアの素顔は、通常のカムロードの真ん中のパネルが無い状態になっています。

この状態でもヘッドライトを外すことが出来ますが、悪いことは言いません。バンパーのエアロも必ず外してください。もちろん、腕に自信があれば大丈夫ですが急がば回れ。バンパー外しても30分前後。

バンパーをしっかり外しておけば、傷がつくこともありませんし、ヘッドライトのLED化が正しくできます。

と、ここまでクレアのフェイスパネル取り外しでしたが、ワイパーを外さないといけなかったり、バンパーも外したほうがよかったりで予想外が2つありました。

これもクレアのオーナーのブログ情報等が少ない・・・からか。Youtubeならあるかも。見ないけど。

ヘッドライトの外し方

ここが難儀ポイントですよね。色々なブログでも、ここで一旦辞めて調べたり、1時間かかったりと。

運転席側のヘッドライトが難しい。とのことだったので、助手席側をやってみて無理なら辞めようと言う作戦でいきました。

ヘッドライトのネジを外す

基本的には、左右対称なので運転席側も同じです。

緑色部分にカムロード共通のネジがあります。緑ネジを外すだけで、ヘッドライトは取れます。

但し、私はバンパーを外さずにチャレンジしたので、赤丸で囲ったパーツも取り外す必要がありました。このパーツは、フェイスパネルを下部で支えるパーツで、プラスドライバーで取れます。

これを外す場合、位置を事前に写真に撮っておきましょう。5㎜程度でも位置がずれて付け直すと、フェイスパネルのネジ穴が合わなくなります。

エアロバンパーを外す場合は、この赤丸パーツを取り外す必要はありません。拡大すると下記写真になります。

この位置がずれるとフェイスパネルのネジ穴がずれます。油性マジックで縦ラインでも後ろの銀色金属に引いておけばOK。

手前に引いてヘッドライトを抜く

ここでかなり難儀しました。

と言うのもエアロバンパーに引っかかり、ヘッドライトは簡単に取れたのですが、まるでデカい知恵の輪状態。

ヘッドライトは外れたが、ヘッドライトが出てこない。ぐいぐいギリギリガリガリ。やっとの思いで引き出すことに成功し、この写真です。

ちなみに多くの言及がある赤丸の突起。地面と水平に手前に引く。左右均等に力をかけるとスムーズにガコっと取れます。

運転席側も同じですが、ドアを開けてヘッドライトの後ろに手が入るようにすると取れやすくなります。

運転席側の難易度は、助手席の3倍ぐらい。カムロードの難易度と言うよりもクレアのエアロバンパーありのケースです。

なので、もしやるならエアロバンパーも素直に取ったほうが、断然作業がしやすいです。もちろん、素人の私でも出来たので、出来ないことはありませんが、とてもおすすめできません。

ポジションランプの取り付け方

カムロードのポジションランプは、上写真の点灯しているランプです。若干ですがオレンジがかった電球なので、これもLED化することで、色味がヘッドライト内で近くなり違和感がなくなります。

ポジションランプは、上写真赤丸部分のソケットを回して外すと交換ができます。

特に外した後に取り付ける際も形状が迷うことなくはめこみ、回してロックするだけなので簡単です。

で、今回は、日本メーカー縛りで購入しました。その分、高かったのですがメーカーへの応援も含めて(実際部品が海外で作られ、日本で組み立てられたとしても)。

スフィアライト ポジション専用LED
SUNPOSITION(サンポジション)
T10 4500K 2本 480lm SUNPT1045-2

ポジションランプに関しては、巷だと逆向きに付けると付かないとかあるようなのですが、この製品はどうか分かりません。付けた後に点灯確認しましたが、左右ともにはめ込むだけです。

ウィンカーバルブの取り付け方

ウィンカーバルブに関してもスフィアライト製を買いました。

スフィアライト
LEDウインカー SUNTURN(サンターン)II
S25シングル
ピン角150°
キャンセラー不要 2200lm SUNS2515

ピン角180°ではないので注意が必要。ヘッドライトのウィンカーは、ピン角150°になります。

ウィンカーバルブは、上写真の赤丸部分に取り付けます。ここもポジションランプとほぼ同じで、回せば外れて、回せばロックされます。

引き抜いてLEDウィンカーバルブに差し替えればOK。

また、LEDバルブの作業をする際には、LED端子部分に汚れや埃、手の油などが付かないようにしないと使っているうちに故障の原因になるので注意が必要。

ポジションランプとウィンカーランプを交換した後の写真。各段に明るくなりました。

また、ウィンカーバルブは、オレンジ電球からLEDに変わったことで、点灯していない状態だとヘッドライトパーツからオレンジが見えることがなくなるので、こだわる方には統一感が出て自己満足に浸れます。

LEDヘッドライトバルブの取り付け方

事前情報でLEDバルブの種類により、ポン付け可能タイプなのかひと手間かかるタイプかの2択があったそうな。

でも、スフィアライト製で統一したいと思っていたので、結果的にファンレス・外部コントローラーあり・シールゴム取替ありとなりました。

つまり、カムロードのヘッドライトのLED化では、一番面倒な部類になります。

LEDヘッドライト RIZING3(ライジング3)
H4 Hi/Lo 12V用 4500K 明るさ6000lm サンライト SLRZH4A045

色温度で言うと真ん中になります。視認性とハロゲンヘッドライトに割と近い色味で、白すぎない4500Kです。色温度に関しては、好みもあると思うので。

あとは、スフィアライトの

防水ゴムカバー(φ80mm)
型番:SRJCV-1
JAN:4562480873360

これが左右で1つずつ。合計2個必要になります。

防水ゴムの切り取り

ライジング3のLEDバルブを取り付けるには、カムロードの純正ゴムカバーのままだと取り付けが出来ません。

なので、このゴムカバーをカットする必要があります。ハサミでも出来ないことはないですが、ちょっと危ないです。大工用・作業用の万能ハサミがおすすめです。

バルブの取り出し

写真がないのですが、上写真がゴムカバーを取ったところで、ばねをあげて台座にセットされたバルブを引っこ抜くだけです。難しい部分は特になし。

ライジング3のLEDバルブを取り付ける

ライジング3のバルブは、2つのパーツから出来ており、上下で分離。LEDと台座部分を先に取り付けます。ここで要注意ポイントが1つ。

基本的には、形状がY字型の台座になっており、向きが間違えないようになっておりはめるだけです。後述しますが、若干のずれが発生する可能性があるので、要注意。

防水カバーの取付

購入したスフィアライトの汎用ゴムカバーを取り付けます。ピッタリハマるので特に難しいところはありません。

フィン部分を取り付け

2つの分離しているLEDバルブのフィン部分を取り付けます。L字型のはめこみにフィンを取り付けるだけです。

コントローラーの設置

で、このファンレスタイプが「面倒くさい」と言われる理由の1つが、この外だしコントローラーです。これを車体のどこかに付属の結束バンドで固定するわけですが、一番やってはいけないのが宙ぶらりんになって、何かに引っかかり切れてしまうこと。

これだけを避けるように付けるだけなので、助手席側は何かの太いコードと一緒に。運転席側は、何かのフレームに固定しました。

もちろん、結束バンドだけでは足りないので、絶縁・防水・強力テープでさらに固定しました。ただ、そんなに面倒な作業でもない・・・かな。どこに付けるか迷いますが、ヘッドライトの知恵の輪外しよりマシ。

コネクタ部分の防水

最後の工程でコネクタ部分を絶縁・防水・強力テープでぐるぐる巻きにします。

先人のブログでは、エアコンのダクトに使うパテでコネクタ部分やコントローラーを防水するのを見ましたが、トラックの振動と熱・風・水で劣化するのが間違いないかなと。

もちろん、パテの上からアルミガラスクロステープでぐるぐる巻きにすれば大丈夫だとは思いますが。

これで3種類のバルブを合計6個交換し、ヘッドライトをはめこみ、フェイスパネルを付けて完成です。

1つのバルブを付ける度に点灯チェック。ヘッドライトはめこみ後に点灯していないと言う惨事だけは防ぎたいですね。

LEDバルブの向きがずれている件

「やっちまった・・・かな?」

点灯チェックはしたものの、LEDバルブの向きのチェックはしていませんでした。

全部のライトを点灯させてから自己満足に浸り、ライトを消灯してよくチェックをする。

左右のバルブです。左側のLEDバルブの割れは、ほぼ縦の垂直。右側のバルブは、割れが斜めになっています。

車検用の光軸チェックは、車検時にやってもらおうと思っていたので、光り方が極度におかしくなければ大丈夫だろう。と思っていたわけです。H4型のバルブで基本、ポン付けなので。

ですが、実際に出来たつもりでもこうしてずれてしまっていました。台座にセットすればいいと思っていましたが、ずれていたと言うことに。

自分では、しっかり確認したつもりで、台座にセットしたはず。メーカーに問い合わせると、通常の取り付け方では、こんなにずれることはない。と誤っていたことが判明。

先人たちのブログでも、このLEDバルブの取付角度に関して、記載なし。

自分では、正解の角度がメーカーが言うところに調整出来る気がしなかったのと、この作業をわざわざガレージをレンタルしてやっていたこともあり、自分の駐車場で再度やる気もおきず業者へ依頼。

なんせ、またパネルを外して、エアロも外して・・・と考えたら・・・。

ちなみに都内の整備会社で税込5,000円でした。5,000円なら最初から依頼すればよかったと思いつつ・・・。

(希望あればご紹介します)

業者に依頼してやってもらったのがこちら。運転席側は、ほとんど変化なし。合っていました。

が、助手席側は、縦にラインが来ました。

ですが、58分か59分の位置で完全に垂直ではありませんから、説明書にも書いてないこの角度を「台座にハマればそこが正しい位置」と言われると、今回のようになってしまう可能性が高いかもしれません。

キャンピングカーの都市伝説では、この赤ラインに平行が目安になるかもと勝手な想像。

ヘッドライト・ポジションランプ・ウィンカーのLED化まとめ

やはり、自分でやるか最後まで迷ったのは、ところどころ正解が探せなかったから。

フェイスパネルやエアロバンパーの脱着から始まり、外付けコントローラーの位置や防水、光軸のずれ具合。これらの正解が分からないで取付けするわけで。

ただ、ウィンカーバルブとポジションランプに関しては、簡単です。取り付けるだけなので。問題は、LEDバルブですね。多くのメーカーとパーツがありますので、今回使ったスフィアライトだとこうなる。と言うだけで。

写真を撮っていませんが、かなり明るくなりました。

真っ暗な山道で明るさに不安を抱えながら走った夜・・・。今は、高速も山道もかなり走りやすくなりました。

自分でやるかどうかは別にして、旧型カムロードならヘッドライトのバルブのLED化は、必須の改造になりそうですね。安全面やストレス軽減にかなり効果があると思います。

車検の光軸チェックのタイミングやちらつき、故障などのタイミングでレビューを追加していこうと思います。

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