米国株オプション取引の税金「プット売り」

オプション取引の税金って、知らないと凄い複雑で腹落ちするまで数時間かかりました。

サクソバンク証券のヘルプ読んでも、一読しただけでは理解できず。そもそも、大人になると一読して分からない内容なんて少なくなっていきますが、2度見、3度見するコンテンツは早々ないので面白いものです。

プットオプションを売り、買い手の権利行使に対する義務履行

タイトルは、サクソバンク証券のヘルプ原文ママです。なんとも味気ないのですが、ヘルプには、こう記載してあります。

で、これ見て思ったのが、まずは「権利行使されなかった場合の税金は?」ってことでしょう。

プット売りのオーダーを出して、約定されたらプレミアムが現金として翌日には、チャリーンと入ってきます。

それに関しては、

プレミアム - 手数料 = 所得(雑所得)

の計算式になり、雑所得のカテゴリで損益通算できます。

次に上記画像のヘルプ記事が、プット売りが決済され、買い手が権利行使した場合、株を買い取る必要があります。その計算式が下図(再掲載)に記載している計算式。

不思議なのが、オプション取引が成立した時点で現金が手に入っているのに、権利行使されて株を引き取る段階になると、約定価格からプレミアム分を差し引くと言う計算方法。

つまり、A株が100円でプレミアムが1株あたり1%の1円だったとしたら、A株を99円で買うことになります。

そうなると、取得単価が下がっている=利益がでている=安く株を買えた。ことに。

ここで出てくる疑問は、「あれ?約定時点でプレミアムを受け取ったと思ったけど、実際には、受け取らないってこと?期限までお預けなの?」ってこと。

サクソバンク証券の現金入出金には、反映されておらず口座損益としては、プレミアム受取利益として計上されている。ん~。お金のプールに少しのプレミアムが入金しても分からないので、確認できず。

ただ、権利行使された場合は、どうやらプレミアムも含めて株式譲渡損益で対処する仕組みになっているようですね。

米国株オプション取引プット売りの税金まとめ

プット売りの場合は、約定後に2パターンの課税方式と利益受取形式がある。と言うことが分かりました。また、オプション取引なので決済・履行されるか満期到来するまで、実質的な現金は、支払われないと言うことに。

約定後に権利行使なし or 期限到来

この場合は、オプション・プレミアムだけ受取り取引終了となり、ここで初めて現金受取。また、その利益は、雑所得として課税。

利益からは、オプション取引手数料を控除。

約定後に権利行使あり

プット売りで権利行使されると約定価格で100株の株を買うことになります。

その時の取得価格は、約定価格+手数料-プレミアムとなり、約定価格より少し単価が下がることになります。

また、プレミアムは、現金での受取ではなく対象株を安く買えるメリットとして受取。

この時に受け取った株を売ることで、損益が確定し、通常の株式売買と同じく約20%の税率で済むことになります。

今回、勘違いしてたのは、サクソバンク証券でオプション取引プット売りが約定したら、すぐキャッシュが入ってくるものだと思っていたらそうではなかった。

満期が来ることで支払われる。

口座内がぴったり100万円とかなら、オプションプレミアムの受取が入れば、101万円とかになるので分かるのですが勘違いが継続しておりました。

そうなるとプット売りの場合は、レバレッジもかけられるのですがアメリカン方式なので、いつ権利行使されるか分からないことを考えると、資金をプールしておく必要があり、年率何%を目標にするか悩ましいですね。

仮に100万円で米国株オプション取引をスタートし、6%を目指すとすればそこそこ安心できる銘柄で1カ月~2カ月ぐらいで4~6取引ぐらいでしょうか。

プット売りに関しては、レンジ相場か上昇相場が使いやすいので、これから取引がしやすくなるかもしれませんね。

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