ソルティノレシオって何?

投資歴10年以上で初めて見た「ソルティノレシオ」。全くノーマークだったレシオに出会い、調べることに。

ソルティノレシオは何処で見れる?

そもそも、このレシオに出会った場所をご紹介したいと思います。

いつも日本株、投資信託、米国株の取引は、SBI証券1本が続いています。SBI証券では、ソルティノレシオが表示されているところは、無かったような。もう10年使ってますから、おそらくないはず。

出会ったのは、米国株オプションのトレードで使っているサクソバンク証券の管理画面。

このブロックは、口座管理>運用成績でアクセス可能です。サクソバンク証券を使い始めて3年ぐらい経つのですが、1度も「ソルティノレシオ」の項目が出てこなかったんです。

1月1日~。つまり、年初来で統計情報をチェックしているので、ここにきて表示されたのは、もしかしたら6か月に近いデータがないとソルティノレシオが表示されないのかもしれません。今年に入り5か月間は、この表示がありませんでした。新機能?とも思いましたが違うようで。

私の場合、2023年1月1日~6月の約半年の成績でソルティノレシオが3.8と言うことになっています。

ソルティノレシオの由来と概要

米国の金融研究家であるフランク・ソルティノが考案したので、ソルティノ・レシオと言うそうです。

数値自体は、簡単に言ってしまえば、下落局面によるリターンを指しており、数値が低ければ下落に弱く、数値が高ければ下落局面でのリターンがよいと言う見方が出来そうです。

例えば、メジャーな指数の投資信託におけるソルティノレシオは、S&P500の投資信託でも2.0前後、全世界株で1.5前後となっています。

意外にも全世界株よりもUS500のほうが下落局面に強いと言うことが言えそうです。

しかし、ソルティノレシオが高ければ高いほど良いと言うわけではなく、下落局面でのリターンだけ見ているので、5年や10年で考えた時にリターンが高くならなければ意味がなさそうです。

ソルティノレシオをどう使うか?

サクソバンク証券なら画面でソルティノレシオを確認できるので、自分の口座内におけるポートフォリオの下落局面における強さを測ることが出来そうです。

あくまで過去の実績なので、そのポートフォリオで運用するとそのソルティノレシオになる。ぐらい。

自分の場合だと、米国株のオプション取引でやっている戦術の結果、下落局面の強さがこれくらいだと把握できるので、もう少しリスクを抑えた戦術、銘柄に切り替えようとか。リスクをもう少し取る戦術を加えて、銘柄もリスクがあるものを増やそうとか。そんな感じで使えそうです。

あとは、よく見たら投資信託の実績値表示で、運用会社のホームページでソルティノレシオを表示している投資信託もあるので、投資信託を使って投資をする際には、下落時に特定の投資信託がどのぐらい強いかが分かりそうです。

投資信託での運用ならば、下落局面にこれから向かうであろう局面でソルティノレシオが高い投資信託に切り替え、これから上がっていくと思えば、シャープレシオが高い投資信託に乗り換えるなどのスイッチ目安にも使えるかもしれません。

さらに上昇に強い投資信託と下落に強い投資信託をポートフォリオに入れておくことで、取崩局面でも相場に応じて取り崩す投資信託を変えることが出来るので、そこでも使えそうです。

結局のところ、10年以上の投資期間があるのであれば、ソルティノレシオを使わずにリターンもリスクも高いものを買っておけばよいので、これを使うのは60歳以上で取り崩しを始めようとか、始める予定がある人は、ソルティノレシオを見て数値が高い銘柄にシフトする為の指標になりそうですね。

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