ハイパーエボリューションの待機消費電力【クレア・キャンピングカー】

ぽんつ
ぽんつ

クレア注文前にちょうどハイパーエボリューションが登場。バッテリーが鉛蓄電池からリチウムイオン電池になり、充電効率もUPしました。気になっていた消費電力についてご紹介。

最低待機電力

トップの写真は、VOTRONIC・ドイツ製のバッテリーコントロールパネルの写真。右側の黒いスイッチは、FFヒーターのコントローラー。

-0.3Aと表示されていますが、これは全ての電源スイッチをオフにした際に最低限かかる待機電力です。1時間あたり0.3A消費されていると言うことになります。

数値上は、満充電で100Aのリチウムイオン電池が4個あるので400Aになります。仮に1か月30日間放置すると30日×24時間×0.3A=216Aとなり、1か月たっても空にはならない計算に。実際は、バッテリーによくないので1か月放置することはないと思いますが、保管と言う意味合いでは1か月ぐらいなら大丈夫かなと言った感じです。

乗らない人でも1か月に1回は、バッテリーの為に乗るか充電する感じでしょうか。

ただ、大容量のポータブルバッテリーのメンテナンス方法を見ると保管時は、満充電→ゼロまで使用→半分充電で保管する方法も見ます。クレアのハイパーエボリューションでは、保管時充電80%が推奨されていますので、30%~80%をキープする方法が良いそうです。

メインスイッチONでの待機電力

メインスイッチがONの状態だと、キャンピングカー内のLEDライトなどが主に使えます。コンセントや家電が使えない状態です。

この状態のまま放置することはありませんので、あまり参考にならないのですが1日あたり33.6A消費となり、メインスイッチ付けたまま保管すると10日でバッテリーが空になります。

ちなみに春や秋など、FFヒーターやクーラー、テレビなどを使わずにLEDライトだけで食事や読書、休憩などをする際にメインスイッチのみONと言う状態が発生します。

LEDライトを色々つけるとあっという間に4~8Aぐらい消費するようになります。

1,200WインバーターONの最低消費電力

メインスイッチをONにして、1,200WインバーターをONにすると最低消費電力が1.4A→3.3Aと2倍になります。この状態で電源付けたまま忘れると5日でバッテリーが空に。

インバータースイッチをONにすると家電やコンセントなど、全ての電気設備が使える状態になります。

一番多いのは、携帯電話の充電などデバイス充電の用途が多いかもしれません。なんと言っても、バッテリーの上限が決まっているので、満充電付近ならば他のバッテリーへ電力を移動させておいたほうがお得でエコです。どうせ燃料は、走行距離で消費されるので。

テレビのみの消費電力

インバーターONでテレビのみ付けていると、当たり前ですがテレビの消費電力がプラスされ毎時4.2Aの消費に。10時間ぶっ続けでテレビを見ても、トータル40Ahの消費となり残量が300Aを切ることもありません。

空調を使わず、テレビだけ見るのであれば数日は、充電せずとも見ていられます。

ハイパーエボリューションの所感

走行時の充電効率に関しては、別の機会に調べてみようと思います。キャンピングカーでのリチウムイオン電池100Aを4個搭載しての、空調なしで行ける季節に関しては、400Aあれば十分なのかなと。

3泊4日まで経験しましたが、「電気が無くなりそうで怖い」と思ったことはまだ1度もありませんし、まだ200A台の数値を出したこともない。かと言って、日中ガンガン走っているわけでもない。

ただ、冷蔵庫を使っていないのとクーラーを使っていないので、この2つを常時使ったら足りない可能性がある。とは思います。

なので、オルタネーター経由での充電効率は置いておいて、キャンピングカーに搭載するバッテリー容量を考えた時、400Aあれば大抵対応可能なのだろうなと思いました。もし、500Aの5個搭載すれば十分かと。

今後、バッテリーの容量や充放電効率も進化するでしょうから、早晩、電気の心配はなくなりそうです。

また、ナッツRVの営業マンに「太陽光パネルは要らないです」と言われた信憑性が増してきました。今のところ太陽光パネルがあると過剰設備になってしまうので、無くてもいいかなと。

純正が高いので、ハイパーエボリューションに組み込める格安の太陽光パネルがあれば、話は別かもしれません。20万かけて搭載する必要性が無いと言うだけで。もちろん、キャンピングカーの運用スタイルにもよると思います。

とりあえず今のところハイパーエボリューションに満足と言うか、100A ×4個のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーで快適なキャンピングカーライフがおくれることを体感。

2022年6月 ハイパーエボリューション追記

かれこれ最大3泊4日の旅を10回以上続けてきて、冷蔵庫も使いながら時折、エアコンで除湿を使うようになりました。日中は、出かけたり移動したりでキャンピングカーには、ほとんどいません。夜は、早ければ18時ぐらいから籠ってしまいます。

こんな使い方ですが、やはり残量200を切ることはありませんでした。非常に電力が安定して使えています。冷蔵庫フル、エアコンフルで移動がない。これだとキツイと思います。1カ所に留まって3日とか、冷蔵庫とエアコンを使うスタイルなら太陽光発電必須かと思います。

おそらく、このまま夏で停車時にエアコンフル稼働であっても、移動なし1泊2日なら行けそうですね。

あと数年したら、スーパーエボリューションとかハイパーエボリューションプラスとか、もう絶対心配要らないのが出そうですね。それこそ、IHグリルのほうがキャンピングカーには、合ってますよねたぶん。

と、まだまだ不満が出ないハイパーエボリューションです。

2022年8月 ハイパーエボリューションの限界

ようやくハイパーエボリューションの限界が見えました。1週間にわたるキャンピングカー旅で夏本番。1日中30℃を超える状態になると、走行中もエアコンをかけないと後ろが暑い。

エアコンON。照明・テレビ・冷蔵庫OFFで足りなくなりました。

しかも、充電効率は良いのでしょうが1泊目と2泊目の距離が200㎞以内など近い場所だと、200A増えればよいほう。それでも、就寝中にエアコンつけっぱで200Aぐらい使いますから一晩もたないことに。

結論としては、夏のエアコン稼働時期に関しては、連泊するなら距離か電源ありサイトに泊まるかしないと厳しいです。

だからと言って、バッテリーを増設したり、太陽光パネルをつけるか?と言われれば、コスパ的には電源ありサイトで素直に充電しながら泊った方が安い。1回2,000円プラスだとしても、100回泊まって20万円。

金額的に微妙かもしれないが、ハイパーエボリューションの充電効率を使いながら、微妙に太陽光パネルに賭けても結局足りなければ、夏場辛い旅になってしまう。であれば、確実に電源取ったほうが快適な旅だと思う。

バッテリー容量追加に関しては、冷蔵庫やテレビ、その他の家電の使い方によるかもしれないが、充電ありサイトを使って100A多く充電しても料金は一緒。であるならば、ある意味お得に使える。

ハイパーエボリューションに物足りなかったら、おそらくまずはバッテリーの追加が良いのかもしれない。

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