助手席フロア断熱・防音【カムロード・クレア】

ナッツRVクレア

ぽんつ
ぽんつ

本当は、助手席のフロア・エンジンルームカバーなど、助手席側全般の断熱・防音をやろうとしたところ、フロアとエンジンルーム周辺までとなってしまった記録と経過。

一番最初の改造らしいカスタマイズは、こちらでした。

ドアサイドのマーカーランプ交換【カムロード・クレア】

これは個人的にもクレアのスタイルで気になっていた部分で、先人たちの記録で勉強した結果、初心者の私でもいけると判断しやった結果、割とスムーズにいけました。

今回は、助手席の防音と断熱。カムロードで夏を過ごすのがこれから。それとロードノイズにディーゼルエンジンのガラガラ音。走行中、後ろと話がしにくい・ナビやテレビの音が聞こえにくいなど、静音化にも興味があったので着手開始。

ただ、フロントが鉄板1枚でつながっており、フロント部分の防音がほとんどできないこと。サイドウィンドウやフロントウィンドウの大きさと厚みがあるので、そもそもの防音効果は低いであろう旨、承知済みの静音化。

おそらく、エンジン音やロードノイズが入りにくい、横と前に何もない道路で効果絶大だろうなと。首都高やトンネル内は、どうやっても窓から入ってくるので効果が低い・・・はず。

断熱に関しても、エンジンルームまで伸びている鉄板が溶接と言えど、フロントまで来ているので鉄板が熱かろうが冷たかろうがフロント部分のインパネ下から出てくるので、あまり効果は無いだろうと言う見込み。ただ、やらないよりはマシだと思うので、いざ着手!

助手席フロア周辺の断熱・防音

助手席を上げ合計4か所のナットを取る

助手席を跳ね上げるには、助手席のカバーをめくって簡易な手で外せるロックを解除すると、こんな感じで開きます。青丸部分の引っ掛ける生地があるので、それをシートベルト付近にあるフックにかけるとこんな状態です。

奥側にも2カ所ナットがあるので取ります。ナットを落とすとエンジンルーム内かどこかに引っかかってしまい、えらいことになるので、エンジンルーム内に布や新聞、シートなどを被せておくと予防できます。

12㎜の六角ソケットレンチで取れます。ソケットレンチセット(ラチェットハンドル付き・エクステンションバー付き)を購入すれば、大抵入ってます。2,000円前後ぐらい。

1回、取り外す時にソケット自体がナットに引っかかって、ナットごと落ちそうになりました。片手で回しながら、ソケットに手を添える感じがいいかも。

中央シートをロックしている生地を取る

これってナッツRVクレアの常設ベッドタイプだけかな。乗員や席レイアウトによって違うはずなので、カムロード全般ではないはず。中央シートが使えない様に、こんな生地で助手席したの部分に留められ、絶対に取れないようになっていたのです。

人によっては、この中央シートの背もたれが邪魔な人も多いはず。うちは、書類や車検証などを入れてましたが。

助手席・中央シートの背もたれを倒す

助手席と中央シートの背もたれを可能な限り、後ろへ倒しておくと助手席座面が取りやすいです。

助手席座面下のコネクタを外す

助手席に数本のコネクタがつながっているので、シートを少し手前にずらすと見えます。クリップを押さえて抜くタイプで、普通に抜いても抜けません。押しながら抜くイメージです。

助手席座面を外す

助手席の座面を外した後の状態です。1カ所広めの円型でカバーがカットされている部分がありますが、ちょっと謎です。助手席座面裏にもこの部分がくりぬかれており、電動パーツか社外品シート用か置いたりする位置かも。

助手席背もたれを外す
悲報

この後、助手席の背もたれの外し方が分からず。助手席横奥側に2個のネジがあるのは分かったのですが手前側が分からず。今回は、時間制限もあったのでスキップしました。このカバーを外せばあるのか確信が持てなかったのと、カバー自体が1個のネジしかないのに、何故か外れない・・・。

モールを外す

助手席シート背もたれを諦めサイドモールへ。プラスドライバーで外せるネジが4カ所あるので、ネジを外しモールを外します。真ん中に配線固定用のネジがあるのですが、取ったほうが施工しやすいので、配線ネジも取れるだけ取ってもいいかもしれません。

フロアカバーをめくる

午後から作業を始めたので、夕方には元に戻さないといけなかった為、今回は、助手席側のみ。中央付近までカバーをめくりました。

シリコンオフで脱脂

シリコンオフでの脱脂は、ペフシートなど吸音・断熱材のみであれば、要らないかもしれません。今回は、制振材も施工する為、脱脂を行いました。吹きかけたところの油が浮きあがったのか、純正の制振材塗装が溶けたのか不明ですが、まあ汚かったです。

助手席フロアに耐熱制振材を貼付

上級者向けは、インパネも外してやるのでしょうがここが限界。とりあえずインパネは今度で、手が届く助手席のフロアに制振材を貼付。使ったのは、Noisus(ノイサス)耐熱制振シートです。180℃まで対応だそうで、助手席付近の高温部分にも対応できそうです。

貼り方について無駄かもしれませんが、ほぼ隙間なく貼りました。圧着ローラーと手で。エンジンルーム周辺は、時間を見ながら着手することに。

Noisus(ノイサス)耐熱制振シート

手元にあったブチル系の他社制振材よりも、手に付きにくい印象。制振効果や耐熱具合、防音度合いは、比較できませんがブチルがドロドロに溶けてるようなことは無かったです。ちなみにヤフーやAmazonよりも公式サイトから買うのが一番お得です。

また、制振材は、振動ですぐ剥がれてしまうので油脂の除去(脱脂)が重要とのこと。丁寧にシリコンオフで油を取り、その上から制振材を貼付。さらに圧着も重要なので、圧着ローラーと圧着ヘラは必須です。

アルミガラスクロステープで補強

先人たちの方法だと、ペフシートにアルミガラスクロステープが定番なようでした。今回は、制振材の隙間補強とブチルの溶け、はみだしの抑制にアルミガラスクロステープで補強しました。

ペタペタ貼っていくと見た目が綺麗でない(笑)ペタペタ貼った後に、一列ずつ貼っていくと見た目も綺麗に貼れそうです。

耐熱吸音シートを重ね張り

先人たちの教えを元にペフシート10㎜も5m買っていました。ただ、偽物なのか古いのか種類が違うのか、平らな部分に貼るにはいいのですが、湾曲部分に追随しない(素材が硬め)ので施工性が無かった為、ゼトロ耐熱吸音シートを買いました。写真は、ゼトロ耐熱吸音シートです。

10㎜ぐらいありますが、押すと潰れて凹凸に追随してくれるので貼りやすいです。耐熱なのでエンジンルーム周辺に使えます。もし、ペフシートを購入するならば5㎜を先に購入し、施工性を確認し、そちらをエンジンルーム周辺に使いペフシート10㎜は、フロアに使えばうまくいくはず(エンジンカバーが閉まる)。

助手席フロア部分の耐熱制振材→アルミガラスクロステープ→耐熱吸音材の重ね張りが完了。吸音材は、潰れてると効果が無さそうですし、空気層が断熱にも使えるのでこの上からアルミガラスクロステープで、さらに敷き詰めることはしませんでした。

エンジンルーム周辺も3層構造で貼付し、吸音材同士の境目をアルミガラスクロステープで補強。

ただ、エンジンルームカバーのゴム部分。ここが接触する部分に、制振材による段差が出来てしまっていました。エンジンルームの蓋がゴムチューブで車体と密着しているので、そこに凹凸があると隙間が出来てしまう可能性が。

また、ゼトロ耐熱吸音シートは、水と油がダメなのでエンジンルーム内に出てもダメ。そうなると、蓋のゴムのきわまで貼るか、車体のきわまで貼ってアルミガラスクロステープで補強するか何れかになりそうです。

後日談

1回施工した後に開けてみるとエンジンカバーの跡がくっきり吸音材に付いていました。段差にならないように、不足したところへ貼り、高さを均一化し完了しました。最初からやるなら、制振材を鉄板ぎりまで貼り、アルミガラスクロステープで若干巻き込みながら施工。

耐熱吸音シートは、鉄板際5㎜内側を目途に貼ると一周ぐるっと同じ高さに出来ます。

タイムアップと素材切れで初回ここまでで終了(助手席背もたれも外せなかったし)。

助手席フロア部分の必要資材

今回は、助手席が外れなかったので、必要資材が少なく済むはずですが実際には、制振材も吸音材も足りなくなってしまいました。また、エンジンルーム用の蓋にも施行できていないので、いずれにせよ資材不足でした。

■今回の材料
Noisus(ノイサス)耐熱制振シート(普通サイズ10mm x 250mm x 420mm):5枚
ゼトロ耐熱吸音シート(200mm x 490mm x 1.5mm) :5枚

もし、この耐熱制振材と耐熱吸音材を助手席側で施行するなら、両方とも8枚で行けそうです。運転席側に関しては、どうなんでしょうね。そもそも普通の制振材が80℃で劣化するのであれば、全部耐熱でもよさそうですが他の断熱性、制振性、防音性が落ちるのか。高いだけなのか。よくわかりません。

追加の資材が到着し、助手席背もたれを外す方法を確認し、再トライ!

助手席フロア防音・遮音の効果

まだ、エンジンルームの蓋と運転席部分の施行はしていません。が、実際に一般道・高速道・トンネルと走ったところ体感できるぐらい違いが(個人差があります)。

これまで助手席のドア奥(外)や助手席下の奥から聞こえる、ディーゼルエンジンのガラガラ音がありました。これが無くなり、聞こえてくるガラガラ音がフロント前・運転席前から聞こえるように。

つまり、しっかり防音・遮音が出来ているようで、運転席側もやったらこれは凄いぞとテンション上がりました(笑)半分だけの施工と助手席背もたれも取らずにやったエリアだけでこの効果。これで材料費と工具含めて3万円ほど。数値で音域の減少データが出せないのが残念ですが、これは確かに自信を持って勧められる快適化です。

但し、ある特定の音域と音量が減ると言うことは、別の音が聞こえだすと言うことだろうなとは思いました。モグラたたき的な。今のところロードノイズや風切り音よりもエンジン音が大きいわけですが、今後変わってくる可能性も。

↓助手席の断熱・防音続編

エンジンカバー断熱・防音【カムロード・クレア】

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