kaView(カビュウ)の投資家偏差値を使ってみた

ぽんつ
ぽんつ

株式投資分析・管理ツールのカビュウがアップデート。投資家偏差値なる機能があったのでご紹介。

現時点では、かなりマイナーなツールで個人的には、日本株と投資信託に対応していたので、この2つのリターンが短期的にTOPIXとどの程度、乖離しているかを把握する為に使っていました。

カビュウの無料版では、10日間の比較しか出来ないので、日本株・投資信託の個人的ベンチマークであるTOPIXとのグラフをメインで使用していたところです。

3月下旬にカビュウにて開発していた「投資家タイプ」と「投資家偏差値」の機能がリリース。有料版での提供になりました。前から「毎月1,000円近く課金して、この機能なら要らない」と思っていたので、今回は、30日間無料登録を使ってみました。

トップ画像が投資家偏差値なるもの。83とかなり大きく出ていますが、竹富町街おこし協力隊と同じく、使っているのが私だけ・・・。応募しているのが私だけ・・・。を彷彿とさせる数値になっています。

おそらく推定有料利用者は、数十人から数百人。でなければ、私の数値だけで偏差値83は出ないでしょう。

投資家偏差値の指標

投資家偏差値は、6つの指標で構成されているようで、「資産総額」「単月最大リターン(%)」「取引最大リターン(%)」「ペイオフレシオ」「勝率」「利益率」となっています。

個人的には、投資家として資産総額はあまり関係ないですし、特定の単月最大リターンを見てもしょうがない。1取引あたりの最大リターンを見てもしょうがないと感じます。

使えるとすれば、「利益率」「勝率」「ペイオフレシオ」ぐらいでしょうか。

期間が2年間を対象としているので、ちょうどコロナで暴落した時ぐらいから、今までの期間となりS&P500にでも投資していれば、50%以上上がっていたところなわけで、決済しなければ投資家偏差値は上がらない仕組みになっています。

「含み損益」があれば良いと思うのですが、どうなのでしょう。取引最大リターンと交換したほうがいいような。

さらに2年間と言う縛りも少し微妙かな。2年で結果を出すのが前提と言うのもおかしいので、ここも期間が指定できるようになれば面白い。もちろん、投資を始めて2年しか経ってなければデータがないわけですが、それ以前のデータがあるなら投資家偏差値も算出できるはず。

過去の確定損失

カビュウの有料版になると米国株データも取り込めるようになる。また、期間も無制限になるので、過去にどの銘柄でいくらやられたのか分かる。

OZON(Ozon Holdings PLC)
お・・・おそロシア。ガチホしてもいいかなと思っていた銘柄。ロシアのEC銘柄企業で楽天やAmazon、アリババなども見て、新興株のEC銘柄もと仕込んでいた。が、数値が悪い。Amazonの例もあるので大丈夫かなと思ったが、さすがにウクライナ危機までは、予測していない。この程度の損失でよかったか。

AYX(Alteryx Inc)
テック系。今後どう株価が推移するか分からないが、何で買ったかな。次のONTF(ON24 Inc)も同じ。動画分析ツールで営業、マーケティング特化。モデル自体は面白いけど、あれを使われているカスタマーは、分析されていると分かるから気持ち悪い。アルテリックスとON24。今考えれば長期保有で無いにせよ、INする必要なかったな。

AMWL(American Well Corp)
これもヘルステック系で大きくやられた。21年後半のテック崩れで損失拡大。テーマ的には、長期でよいと思ったがセグメントよりも選定企業が悪すぎた。今4ドル・・・80%オフ。

RIDE(Lordstown Motors Corp)
だいたい、トラックを坂で転がしたあたりから、内心ヤバいと思った。「第二のテスラ」なんて枕詞に飛びついた私が悪い・・・。持ちすぎた。

とまあ、これ以外にも多々失敗銘柄があるわけで、振り返る為に有料機能の月1,000円の価値はどうかと言うところ。この機能の良いところは、通算でいくら損失が出たか分かること。

例えば、21年にインアウトしてノンポジだとしても、22年に再度回転すれば、集計上1つの銘柄の損益として出るので分かりやすい。

つまり、スイングトレードするなら、銘柄の動きを捉えられていない証拠に。勝てる銘柄が分かれば、スイングトレードする人には、良い機能かもしれない。長期保有前提だとあまり使わない。

過去の確定利益

今度は、確定利益。個人的には、長期保有が前提で短期売買の投機は、資金の一部を割り当ててますが、こう見ると面白い。

日本株は、優待投資が多いのとスイングするにしても、少額すぎて履歴に出てこない。

ABNB(Airbnb)
単純にIPO銘柄での売買。知名度があるので、業績云々よりも吹き上がるだろうなと思い買った1つ。ミーム的に

AFRM(Affirem Holdings Inc)
Amazonに採用されるかどうか。の時で売ってしまった。BNPL界隈は、結局アップル・アルファベットも入ってくるし、何よりAmazonが何故自分でやらないのか?とも思い。経営者への知名度で上がったのもある。

U(Unity Software Inc)
今でも買いたい銘柄の1つ。ただ、Facebookのmeta以降、プレイヤーが増えてAdobeのように業界寡占が、多少難しいかもなと思うように。一定の品質やジャンルに関しては、強いままなのは間違いない。

と銘柄紹介の記事になってきましたので戻ります。

カビュウ投資家偏差値の所感

課金するかしないかで言えば、今後、ユーザーや投資している他の人の銘柄とか見られるようになるので、もう少し機能が充実してからでも遅くないし、毎月は見なくてもいいので、1年に1~2回課金して見るだけで十分かな。フルで課金していると年間1万2,000円もかかりますし。コンテンツとしては、面白いですけど、これで投資が成功するわけでもない(反省はできる)。

今のところ米国株・投資信託・NISAまで対応しているのが、SBI証券と楽天証券のみのようなので、この2社でどのぐらいの機能とユーザーを抱えられるかに注目。今後の機能追加に期待しつつ、グラフのUIを頑張ってほしいと思います。

2022年7月

まだ継続課金しっぱなしだったので更新してみました。未だにユーザーが少ないようです。そもそも偏差値90ってあるんですね。

最近、損益一覧から購入銘柄のエントリーポイントとイグジットポイントが見られるようになっており、この機能は便利。

ピープル機能の銘柄選定データは、見てみたい気もするので継続課金続行か・・・

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