SBI証券で米国株式の信用取引が開始!?

レバレッジ

米国株式信用取引のサービス提供時期に関するお知らせ

~2022年7月よりサービス開始予定~

多くのお客さまよりサービス開始のご要望をいただいておりました米国株式信用取引サービス!日本国内での米国株式信用取引が2022年7月から提供可能となります。SBI証券は同月よりお客さまに米国株式信用取引を提供できるよう、鋭意準備を進めております

SBI証券

ぽんつ
ぽんつ

遂に時代が変わる瞬間が2022年に到来です。金商法改正でSBI証券が2021年12月にリリースを出しました。「2022年夏に米国株信用取引を開始する!」と。おそらく、他証券会社で米国株売買を提供していれば、追随するでしょう。取引条件などでどうなるか。楽しみです

20代の米国株取引が倍増

SBI証券のリリースで、2019年より2021年にかけて20代の米国株取引が倍増したとありました。

SBI証券リリースより

これ、全体としては、マネックス証券や楽天証券もあると思うのですがSBIがシェア3割だとしても、凄い伸びだと思います。しかも、20代です。

Z世代は、20代から投資を嗜む世代になったと言えそうです。

単純にコロナが投資を加速させました。都市経済において、労働と消費は、ほぼセットです。資本主義経済下では、ほとんどの労働者が働いてお金を稼ぎ、消費することで人生が回っています。

お酒を飲み、趣味に使い、子供へ使う。労働も消費も通常の資本主義経済下では、川の流れと同じで止めることが出来ない。働くのを辞めたり、突如として消費を辞めたり。

ですが、コロナ禍で強制的に消費部分が抑制されました。家から出れない。飲めない、遊べない、浪費できない。すると、有り余る時間とだぶついたお金は、投資へ向かったと言うことになります。

投資を向かう前に、TwitterやYoutubeで投資系の情報をキャッチし、時間があるので口座開設から商品の購入まで進んだと言うことになります。

個人的には、この流れには感動すら覚えました。あまり変化が起きない日本において、米国のように投資が一般的ではない。窮屈で堅苦しい日本民族の20代が投資を始めている。素晴らしい。

おそらく、ここで米国株投資や暗号資産を始めた世代は、30代、40代、50代と投資するはずです。2019年11月に始めた人は、コロナ前まで順調なリターンです。

コロナショックで痛い目を見て、退場してしまった20代も多いでしょう。さらにコロナショック後の上げに乗じて、2021年の中小型株からの資金流出ショック。ここでやられた投資家も多いはずです。

一度退場したプレイヤーは、数年戻ってこれないケースもあるとは思いますが、やはり全体としては米国株投資をする20代が増えていると言うことになりそうです。

米国株の信用取引の開始でどうなるか?

やはり、米国の投資家を見ても結構、信用のポジション取ってますよね。日本国内でもSBI証券だと信用ポジションの割合を見ることが出来ますが、使っている人多いんだなと言う印象。

なので、商品とタイミングを選ぶのは、信用取引ではなくても同じこと。用途やシーンに応じて、しっかりリスクコントロールしたうえで使えば、劇薬にはなりにくい。ただ、現物と違って一発退場リスクが大きくなりがちなので、注意してほしいとは思うが、使う人は使うだろう。

特に資金の貯蓄が少ない20代であれば、信用でレバレッジをかけて取引することも多いと思う。ある程度の資産が構築できるまでは、退場覚悟で信用取引を使う人もいるかもしれない。

特に10万円から100万を目指す時や、100万から1,000万あたりまで、信用取引を有効に使えば到達スピードを上げることが出来る。反面、ロスカット設定をしっかりしなければ、スタートに戻ることになる。

信用取引のみで何十年も指数投資より稼ぎ続けるのは、ほぼ不可能。スタートダッシュとそれ以降は、ピンポイントで使って行きたいところ。

日本でも各証券会社において、米国株の信用取引が取り扱われることで、ミーム株やネット銘柄(ネットで噂される銘柄)のリスクが高まるだろうし、リターンも高まるだろう。

何より個人的に嬉しいのは、時価総額加重平均における時価総額上位銘柄へのさらなる集中。指数投資する人も間違いなく日本国内で増えていく。それにつれ、話題も多くなりさらに資金が集まる。暴落時は、激しくなるだろうが押し目買いも強くなるだろう。

米国株の信用取引とCFD

個人的に指数でCFDにちょっかいだしたりしましたが、

cfd 米国株・米国ETFではCFD?信用取引?レバレッジをかける

CFDの利益は雑所得で通常の株式売買と損益通算できません。しかし、米国株の信用取引が登場すれば、信用取引なので現物と同じ土俵で損益通算が出来ます。

そう考えると税制面では、信用取引に軍配が上がりそうですね。どちらも売りから入れますし、買いでもレバレッジをかけることが出来ます。あとは、1日ごとの利息がどうなるのか?がポイントですね。

また、国内証券会社で米国株の信用取引が登場したら、サクソバンク証券やIG証券でCFDやっている人も国内証券に流れてくるかもしれません。条件次第ではありますが。

米国株CFDのコストがヤバすぎた

ただ、取り扱い銘柄に差があるので、国内証券で取り扱っていない銘柄は、これまで通り外資証券に頼らざるを得ない可能性もあります。投資家としては、各証券で切磋琢磨し、サービス向上や手数料削減をやって頂きたいと思いますが、結局、証券口座が増えて使わなくなるケースも少なくありません。

しょうがないとは思いますが、資金や証券を映すのって凄い手間ですよね。そこまでしても良い差が出ることは、珍しいとは思いますが。

米国株の信用取引の手数料

日本株に関する信用手数料は、年率2%~3%程度です。単純に100万円のロングを1年したら2~3万円利息がかかります。リターンで2~3%分になるので、1年信用で持つ人はいないかもしれませんが、利息以上のリターンをあげる見込みの取引をすれば、損はしないことに。

肝心の米国株の信用取引手数料ですが、これより高くなるのは100%間違いないでしょう。貸株のコストもおそらく割高でしょうし。仮にドル調達だとしたら、3.5%~4.5%ぐらいになるのではないかと見込んでいます。

このぐらいになるとデイトレか数週間のスイングでないと難しいでしょうね。レバレッジもかけて3倍か2倍か。そうなると普通に働きながら信用使うのは、しっかり逆指値入れてないと怖くて仕事できません。

それか在宅勤務トレーダーや専業投資家ぐらいでしょう。

いずれにせよ、米国株元年。Z世代元年がコロナで加速したのは、個人投資家にとってある意味、印象深い出来事になりそうです。「あの時は・・・米国株の信用取引が」と話のネタになる出来事になりそうですね。

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