S&P500の下落と買い時

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ぽんつ
ぽんつ

S&P500の下落(調整のみ)と短期的な買い時について調べてみました。長期投資の積立であれば、自動的にドルコスで積立なので、買い時なんてものはありませんが、短期的な買い時があるのか調べてみました。

コロナショックがあった2020年を除いて直近3年を調査。2020年は、コロナで様々な影響があり、余った時間と余ったお金が溢れすぎて、例を見ない爆上げ相場となり参考にならないかなと。

2018年S&P500の下落と買い場

2018年のS&P500チャートです。いわゆるアップルショックの余波が3回年末に発生し、合計20%近く下落しました。

2018年の3%以上の下落は、合計7回。概ね1回で6~8%以上落ちています。2018年のS&P500を見たら、調整らしい調整は、5月と7月ぐらい。

いつの時代も名前が付く〇〇ショックは、絶好のバーゲンセールです。ただ、バーゲンセールは、いつあるか分からないので理由が無い下げの調整は、強いて言えば買い場かなと。

それにしても、2018年は年末最後にアップルショックで年初来イーブンぐらいで終わっていますから、S&P500へ投資している人は、「なんだかな~」と思ったに違いありません。

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でも書いた通り、年平均7%がS&P500の期待リターンですから、2018年単体で見るとそれ以外で上がっているイメージですね。

SQ日や年末、3月末などのポジション調整が起こりやすいところに、ファンダ的な要素がのっかり調整が増幅されることもあるので、調整の際には要因の把握に加え、SQ日なども踏まえた理由付け、腹落としをしたいところです。

2019年S&P500の下落と買い場

2019年は、アップルショックからの戻りで大相場でした。年初来30%近い上げです。

調整に関しても2018年と異なり、10%以上下落することが無かったです。概ね5%下げたら買いを入れ、戻って売却していくだけで、年初来からの中期投資と同程度のリターンに。

こういった年だと当たり前ですが、いつでも買い場で短期的な買い場は、調整局面のみになりそうです。

私が今、個人的に実践している5%下落時のCFD買いのバックテストでも、2019年は合計3回のトータル18%。レバレッジ5倍で年率90%と良い成績が出ます。

ただ、正直良い相場なら長期投資が一番なので、あえてリスク取る必要もないのですが・・・。

2021年S&P500の下落と買い場

2021年のS&P500は、2020年の大相場を終え、年間9回と言う調整の回数に「ビビってる」感じが伝わってきます。何かの拍子に下落、調整されるのを繰り返すも上がっているのが不気味。レバレッジかけている人が多くなったせいか、動きやすいのが印象的で「ほぼ毎月1回ぐらいは、調整ってあるよね?」と言う感じに。

2021年は、5%を超える下落が2回のみ。ただ、S&P500の単位が4,700とかになってきているので、パーセンテージ的な下落は縮小されていくのかなと思ったり。どうなんでしょうね。

極端な話、1株10円の銘柄って1円動けば10%動きますよね。でも、10,000円の銘柄の1円は、0.01%なわけで。そう考えると1口あたりの価格で%の動きは、小さくなっていき、その反面、金額が大きくなると言う関係になっているのかな?と想像したりします。

2022年S&P500の下落と買い場は?

S&P500の四半期EPS(2022年見込み)の推移も堅調で2022年もこれまでの年を超えた形。2022年~23年を織り済みだとしても、2022年前半までは、下落と買い場に関して2021年と同じようなチャートになる可能性も高い。つまり、台湾有事、ウクライナ有事、新変異株、コモディティ暴走、グリーンウォッシュ暴落、大手テック個人情報・独占禁止法で崩壊などが無ければ、下落は小幅な5%前後を1~2カ月に1回と予想。

あとは、市場への根回しを丁寧にせずに、利上げをするしないがあると怖い。

現状のS&P500のPERが21倍とITバブル崩壊後の過去最高レベル。ただ、金余りの状況と米国金利を考えると「じゃあ、割高だとして何に投資するのか?個別株?セクター?時間がないんだけど」と言うシンプルな課題に直面し、結果、指数に投資すると言う流れか。ただ、ナスダック100はPER30倍超え・・・。

でも、米国株ではなく、欧州や日本、アジアのほうが低PER。PERだけで伸びしろあるからとコアにする勇気あるのか。と。確かに2022年前半までは、有事なければスムーズに利上げまでラリーが続きそうだが、S&P500なら4800~5000近くで確かに鈍化しそうでもある。大台の5000を超えられない心理的節目化も。

S&P500の下落と買い場のまとめ

長期投資

中期と言うのかもしれませんが、3年以上投資するならいつでも買い場なのかと。結局、金利・インフレに勝てる投資先として、S&P500は優秀。現金で持っているよりもS&P500で長期保有するなら、短期的な下落を狙わず常に買い場だと思って積立たほうがよい。ただ、おしりが見えている運用には適切でないかもしれません。

短期投資(投機)

短期やCFD、先物でやるのであればS&P500の年間下落回数は、1~2カ月に1回。直近高値より3%~5%ぐらいの下落が買い場。値が戻るぐらいでOUTが吉か?ただし、下落理由によっては、そのまま10%超えの〇〇ショックに行きつくのでロスカット必須。

もちろん、良い市況なら緩やかに上がり続けるので、投資コストが高い割にリスクも高いので、やる必要がない。ただ、よい市況だからこそ下落分を2重どりできる可能性でもある。戦争などの理由なく売りで入るのは、怖すぎてできない。

と言うことで個人的には、純投資のS&P500とは別でポートフォリオの一部でS&P500の5%~下落を買い場と想定し、短期トレードを検証していきたいと思います。

崩壊中

ご存じの通り、ウクライナとインフレ率上昇にFRBによる長期金利上昇で、相場が弱気相場突入間近となっています。こうなってくると積立以外の購入は、いつ入っても難しい状況に。

1つのシグナルは、消費者物価指数が2カ月ないし、3か月連続で低下したら底近辺かもしれません。もしくは、ウクライナ停戦もシグナルに可能性が。

現在、3,900。今回のショック最安値が3,800。テクニカル的に次のサポートが3,600。次は、3,200です。

2022年6月弱気相場入り

モーニングスターのデータによると弱気相場入りした際の直近高値からの平均最大下落率は、-35%。平均下落期間が1年で平均回復期間が3年です。

6月15日現在で下落期間は、既に161日。S&P500の下落率は、-23%です。平均まであと10%下落しますが、それ以上に2022年下落するかもしれません。また、インフレ加熱やウクライナ情勢、中国情勢などでもう1段のショックがあり2023年まで下落時間が伸びるかもしれません。

日本時間で今晩にFOMC利上げ発表がありますが、0.75%まで市場は織り込んでいます。0.5%の場合、失望下げ。0.75%だとレンジになりそうです。

ですが、個人的には、既に最高値から-23%下げている今、米国とS&P500に投資しようとしているなら、投資用キャッシュポジションのS&P500投資分5%程度打診買いで良いかなと思ったり。ドル転する場合は、6月16日17日の日銀発表もありますので円高に振れる可能性も円安に振れる可能性も。

為替は正直読めないし、底はいつか分からないけど米国1強が暫く続き、S&P500を買おうとしているなら最高値から23%下落した今、ある意味買い場で、平均回復期間3年。多く見積もって5年以上待っていらえれば、ほぼプラスリターンが間違いないわけで。

年内どこかが底。2023年がレンジ。24年から平均値以上あげの+10%。25年で半値戻し。26年で75%戻し。27年で新高値更新!と5年で戻りの予想。

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