米国株CFDのコストがヤバすぎた

前回のエントリーで調べた通り、米国株・ETFでレバレッジを効かせた取引の結果をまとめました

cfd 米国株・米国ETFではCFD?信用取引?レバレッジをかける

米国株CFDの売買手数料

これに関しては、通常の国内外の下部やETFでも同じで、証券会社が手数料を得る為に、投資家が金融商品を売買する際に手数料を設けています。

個人的には、ネットで売買するなら往復1%以上は取るなよと思います。システム維持費、開発費しては高すぎるだろうと。

通常の個別株やETFの取引きと違い、CFD取引になるとレバレッジをかけた取引が基本。万が一、ヘッジなどで売り建てるなら1倍で取引するかもしれませんが、今回は、買い立ててレバレッジをかけたケースを。

100万円を持っていて、レバレッジを5倍かければ500万円分の取引です。米国CFDも各証券会社同じで、売買手数料を取っています。今回は、サクソバンク証券を使っています。以下、サクソバンク証券の米国CFD取引時の数値を記載していきます。

この証券会社だと最大レバレッジが5倍なので、購入時から5倍はかけられないのです。仮に300万を入れて、S&P500指数のCFDを1,000万円分購入したとすると

購入時+売却時のコスト

スプレッド=0.5以上(往復1ドル)

為替=0.5%(往復1%)

となっています。スプレッドが往復1ドルなので、S&P500が@4,700だとすると1口約53万円となり、1,000万だと20口。往復1ドルで20ドルがスプレッドコストになります。

さらに往復で1%為替の手数料がかかるので1,000万取引したら10万円が為替のコストになります。

この時点で合計10万2千円かかっており、300万元本に1,000万分CFD取引きした瞬間に元本に対しては、3%減ることになります。

米国CFDのオーバーナイト金利

オミクロン株や12月のプチ調整で米国株CFDを使ってみました。S&P500で1,000万円分。QQQで500万円分。合計1,500万円を建てました。その時の1日あたりの金利になります。

商品でオーバーナイト金利が異なるようで、2.6%と3.6%と1%も差が出ています。これは、取引画面のツールチップから確認可能で、注文確定前に様々なコストが確認できるようになっています。

今回の例であれば、1日あたり11ドル。1日1,243円のコストがかかります。仮に100日ホールドした場合は、単純に12万円かかる計算になります。

すると元本300万円に対して12万ですから4%。売買手数料と為替手数料を加味すると100日の米国CFD利用のレバレッジ5倍だと、元本に対して5%がかかる計算になります。

米国CFD初取引の結果

ボトムを拾うことが出来て、翌日すぐにリバウンド。1泊2日の取引で52万円のプラスリターンでした。元本に対しては、わずか1日で10%以上になるので、年5%を目指している私は、もう2年間取引してなくてもよい状態に・・・。

指数が1%動けば、レバレッジ5倍なのであれば、5%動く計算になります。

逆もあるわけで自分が予測した方向と逆方向。つまり、今回であればオミクロン株で調整が続いていれば、1日でマイナス50万円以上。場合によっては、すぐにマイナス100万や200万となり、ロスカットするかどうかを検討することに。

日経平均先物でぶっ飛んだ記憶が蘇りました・・・。

米国株CFDのコストまとめ

コストは高いし、リスクも高いです。絶対に適当にやってはいけない取引ですね。あえて、米国CFDを使おうと思えば、個人投資家で使えるかな。と思ったのがいくつか。

資産ポートフォリオのヘッジ

コアで投資している商品のヘッジに使えそうです。つまり、「戦争が起こった!」「大地震が起こった!」「噴火した!」「最高値から〇%下げた!」時に、自分が持っている資産がこれ以上下がらないように、米国CFDで指数などをとりあえず売っておく。

とはいえ、資産全体をヘッジするのは難しく、現金保有比率が10%だとしても最大50%分の下落しか支えきれないので、ヘッジになっていない・・・気もしますが、下落局面を下落期間の収益に変えるには、良いかもしれません。

但し、米国CFDだと為替リスクをもろに受けるので、やはりNG。ヘッジにも難しいですね。それならベアタイプのETFでも良いですし。

調整局面でのIN

これは、今回初めてトライした方法です。年間で2~4回程度は、最低調整が入るのでそのタイミングを可能な限り底だと言える部分で拾っていくトレードです。

その為にも調整局面の指数なりを調べて、値動きの癖を捉えて、さらに調整時の連続下落日数や割合も把握しておくと動きやすいかなと思いました。

情報と資金を仕込むだけ仕込んでおいて、ロスカットも決める。年1回でもレバ5倍近くで1%取れれば、年リターン5%。2%取れれば10%なので、どのぐらいの年リターンが欲しいかでリスクリターンを決められそうです。

ミーム株での売り

過去、AMCで爆上げして盛り上がっている時、かなり売りたい衝動に駆られていました。「売りで入れたらいいのに」と。結果、イナゴタワー崩壊で一旦下落したわけですが、こういったシーンで使えるのも米国CFDかなと。

踏み上げれる度合いにもよると思いますが、手法があるのと無いのとでは違いますから、いつも取引に使うのではなく、用途とタイミングに応じて1年に1回使う機会があるかないかで良いのだと、最近思っています。

どうしてもレバレッジをかけるなら

やはり、個人投資家たるもの時間が最大の武器。それを活かせないCFDのコストは、ちょっと難しいですね。

なので、どうしてもレバレッジをかけるなら、各証券会社がやっている証券を担保にしたローンが一番かなと思いました。国内大手の証券会社だと1%を切りますし、外資系でも1%ちょいです。これで資産の最大8割は、しょっぱなから借りられます。

さらに、実績と金融商品によっては、融資で購入した商品に担保価値が付けられますので、実質レバレッジ2倍ぐらいは、すぐいけると感じます。

それでも米国CFDで10年以上も留まってプレーしている個人投資家がいたら、神だと思いますね。

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