
2021年5回目の連続当選です。今回は、とんとんぐらいか?と予想していましたが、IPO養分となった記録です。
Finatextホールディングスは、金融・保険向けの開発・分析企業でソフトウェアやクラウドと言ったテック系銘柄。ただ、少々時価総額大きめの600億で割と初値重そう。
テーマ的にはトレンドでしたが、上場するのがちょっと遅すぎたかな。ここまででかくして上場させる必要なかったのに。まあ、ジャフコはこれで稼げたのでいいと思いますけど。
もくじ
Finatextホールディングス IPO当選後の結果


結果
損失=(公募1,290円-初値990円)×100株+手数料1,100円=31,100円(↓24.1%)
時価総額600円越えで吸収200億以上。さらに同時上場複数、開発系なのに直近2期が売上優先の見せ場づくりの赤字。
この日は、 Finatextホールディングスの他にも5社上場があり、選別が通常よりも進み資金が集まりにくかったのもありますね。当選しなかったサクシード、網屋は、しっかり値が付きました。
Finatextホールディングス 上場初日チャート

同日上場で当選したリニューアブルジャパンとは、うって違ってフィナテキストは、初値後ダダ下がり。買い向かう個人も法人もいない感じで売り一方でした。分かりやすいチャートで逆に安心します。
テーマ的には、クラウド・金融・保険・システム開発・AI・機械学習・アプリなどのワードがありましたが、もう旬は過ぎた感じですかね。市況も年末で頓着気味。アメリカの200兆財源が行けるのか行けないのか。それもあるかもしれませんが、にしても公募割れ20%は酷いな。
2021年 IPO当選購入・辞退履歴
上場日 | 銘柄 | 公募価格 | 売却価格 | 利益 |
2021年08月20日 | フューチャーリンクネットワーク (9241) | 2,470円 | 4,315円 | 184,500円 (+57.2%) |
2021年09月22日 | シンプレクス・ホールディングス(4373) | 辞退 | 辞退 | 結果+2% |
2021年10月14日 | PHCホールディングス (6523) | 3,250円 | 2,803円 | -44,700円(-14.8%) |
2021年12月21日 | ライフドリンクカンパニー(2585) | 1,535円 | 1,427円 | -10,998円(-7%) |
2021年12月22日 | リニューアブル・ジャパン(9522) | 1,800円 | 1,663円 | -13,898円(↓7.7%) |
2021年12月22日 | Finatextホールディングス(4419) | 1,290円 | 990円 | -31,100円 (↓24.1%) |
今年は現時点で
+83,804円
Finatextホールディングス IPO当選のまなび
今年、フィーチャーリンクネットワーク以外のIPO銘柄は、全て公募割れとなりました。上場銘柄が同一日で多いこと。市況が軟調であること。あとは、個別銘柄の要因でしょうか。そして、導き出されたIPO投資の真理は
IPO養分になるには、難しいことはない。当選した銘柄を全て買うだけである。
ぽんつ
資金量がものを言うIPOの世界。多くの資産があれば、それだけIPO当選確率も高くなるし、きちんと選定した銘柄のみに応募することで、豊富な口数からかなりの割合で選定した銘柄のみを当選させる。
但し、IPOの世界では、IPO用の留保資金が1証券会社で少なくとも1億円以上。土俵に立つには、2桁億必要なことが分かってきた。特に申込or抽選時に応募株数分だけ、投資可能残高が必要な証券会社。
ただ、そこまでして応募して当たったとしても1億円IPO資金に投入し100万円のリターンがあっても1%にしかならない。IPO銘柄の目論見書を読んで応募し、管理する作業は、趣味でなければ到底できない。しかし、そこまでお金があれば有料だろうと他条件で銘柄選びは困らないだろう。
投資と言う本来の意味では、圧倒的に割に合わないと感じた。
某著名IPO投資家は、「みんな効率悪いって言うけど、そんなことない。」と言う。前提として「資産があれば」の前置きが必要だ。しっかりパフォーマンスが上がるIPO銘柄を選定し、それに応募し当たると言うことは、数十万や数百万のIPO資金で応募しているわけではない。
投資として考えるならば、S&P500にでも投資しているほうが楽。年平均7%の複利リターンと年1%配当。あ・・・でも100万円ぐらいのIPO資金なら、IPOのがいいかもしれない。年1回これだと言う銘柄に当選すれば、数十%のリターンがある。
そう考えると資金量に応じて、効率が良い悪いが出るのかも。ざっくり中間層は無駄。低層は確率の問題次第で、そこそこのリターンがありえる。高層は銀行口座にただ現金で置いておくよりかは、趣味と実益でIPO投資が吉。少なくとも銀行金利の0.01%以上はリターンがあるだろう。
2022年は、IPO投資辞めておこうか・・・。