年初来で好調な原油や金などのコモディティ。インフレとウクライナ情勢で高騰。かたや暗号資産は下落。デジタルゴールドは、そうなり得るのか？
ゼロコンマ以下で金を保有。年初来で唯一のプラス銘柄となっています。投資界隈では、「金を５％ポートフォリオに入れたほうが良い」なんてのを見ますが、FIREして取崩し局面なら有効ですね。
あとは、リバランスするにも。とりあえず金と代表的な暗号資産のビットコインのチャートを。
もくじ
2022年 年初来ビットコイン・金チャート
コロナショックでは、投資家目線で「全資産大暴落」を経験したので、個人的には「資金周りの早い資産」を探したものでした。これだと、一番早く回復するセグメントに対して、遅いセグメントを損切りし、戻ってきたところで正規のポートフォリオに戻すと効果的でした。
このチャートからは、コロナショック後にゴールドがいち早く回復し、遅行してビットコインが上がってきたことが分かります。お金が行き場を探し、暗号資産に流れ込んだ感じですね。
デジタルゴールドと金先物の相関は、遅行していることやウクライナ情勢、インフレを見ると逆相関のような。
利上げがこれだけ言われているのに、金が2021年以降にレンジ相場に入ったことも説明ができない。
一般的には、金は利息を生みませんから、利上げ局面では下がるはず。それが2021年3月をボトムに切り返す。
そして、昨今のウクライナ情勢を機に金が値を上げて、直近2021年高値に迫る勢いです。
金の売り時はいつか？
資産取崩し局面の方なら、今年の益出し、来年の益出しをゴールドで考えている人もいるかもしれません。また、長期投資で取り崩さなければ、リバランスでの金売却がいつか？と言うタイミング。
ウクライナ情勢が戦争に突入したら、そのショックで資産が一方向に進むわけですが、この調子だとゴールドと原油は、上がりそうです。
ただ、動きは速いものの、すぐ切り返しが起きるのか。ジワジワずっと一方向に進むのか。そういった部分で、急激な動きをある程度。1週間～2週間見たところでの売却を検討中。
売った分をリバランスで下落資産の株などに充てるか、生活費による取崩であれば、半年分や１年分を売っておく感じでしょうか。
万が一、ウクライナ情勢が外交で済むのであれば、金は売り時。暗号資産は、買い時。になるかもしれないですね。
金と暗号資産の相関まとめ
値動きが違いすぎるので、相関とか言っている場合じゃない・・・。どちらも100万持ってても、暗号資産なら60万円になっています。
かたやゴールであれば、年初来５％プラスですので、他のアセットクラスをしっかりカバーするには至らない。
長期投資であれば株の成長には、ほぼ負けますから分散と言っても、取崩局面までに１～２年分の生活費ぐらい金を持っておくと、こういった局面があっても資産を減らさずにお金を確保できる。そういった意味での金投資は、やはり役に立ちそうです。
株が好調であれば、少しだけ利確して金を補充しておく。その繰り返しですね。人生の終盤局面まで。
ビットコインだけで見れば、直近高値から半値目前でそろそろ底に着くかと言ったところか。
今年は、最後のPLTを売ってからまだ手を出していない。
ロシアが経済制裁を受けて、ギブアップ寸前になり金を換金するまでの時間・・・。正直、年単位になるか売ることが無いと思う。よって、戦争になれば暫くは、金は１～５％ぐらい上昇後にレンジ相場。暗号資産は、低位安定の買い場か？
