西表島に車を輸送した話

ぽんつ
ぽんつ

先月のエントリーから一転、「応募者自分だけ?」と疑心暗鬼になりながら、必死こいて西表島への移住を準備しています。

絶対落ちていたと思っていた、協力隊の記事はこちら

竹富町地域おこし協力隊(西表島)に応募してみた結果

西表島に住むなら、個人的には車は必須。現地(石垣島)で調達するか、今使っている車を東京から運んでいくか、レンタカーを土日だけ借りるか。色々と考えました。

今乗っているレヴォーグは、オートバックスの見積もりで売却価格170万円。「おお!以外に高い」と思いつつ、170万で売ったお金でレンタカーを借りれば、1日1万円だとしても170日間借りれますからそれはそれでいいなと。協力隊の任期が通常1年なので十分です。

あと、現地で買うにしてもと中古車をWebで調べたのですが、この3月~4月の移動シーズン。売り手も買い手も激増し結構な値段が・・・。乗り出し80万~150万ぐらいでも、結構ぼろかったり走行距離いっていたりする。ウクライナ戦争に半導体不足で新車も中古車も減少。

では、東京から西表島に車を輸送するには、いくらかかるのか?

東京から西表島までの送料

まず、直行便が西表島まで出ていないので、基本石垣島まで。業者によっては、石垣港から西表島までの配送もやっているところがありました。

東京→西表島までは、おおよそ13万ぐらいかかります。時間は、1週間程度。受け取りが必要なので、現地で誰かに受け取ってもらうか、自分で受け取る必要も出てきます。

マイカーを持っていけば、輸送費に駐車場代に車検代などもかかるので、費用面で考えると圧倒的に採算割れですね。コスト的に考えるのであれば、やはり売ってしまってどうしても必要な時にレンタカーが正しいのだと思います。

それに環境面でもAWD寒冷地仕様のSTIエキゾースト・マフラーで、スポイラーとスカート付いてるような車を島で走らせるメリットは皆無です。

間違いなく、日本最南端のスバル車レヴォーグになるでしょう。そして、塩害のモデルケースとなります。スバル車が塩害に対してどのぐらい強いのか?

最低地上高15㎝以下で追加料金?

レヴォーグの最低地上高は、14㎝とかなり低い。それにスポイラーも付けているので、おそらく10㎝~11㎝ぐらいの最低地上高。運送会社に問い合わせてみると、「カーパレット」なるものを別途オプションで付けられるとのこと。

15,000円をプラスで払えば、これに乗せていけるそうな。ただ、カーパレットに乗せても最低地上高が厳しいケースと言うのがあるらしく、それに引っかかると車両を運搬できない模様。

最終的には、愛車のスポイラーを外して持っていくことにしました。スポイラーを外してカーパレットを使えば、まず大丈夫でしょう。

ローダウン車やスポイラー装着車、荷物が重くて下がってしまっている車などの時は、注意が必要です。ちなみにこのカーパレット。数量限定らしく取れない時もあるようです。

車高が低い車の実際

後日談。やはり、最低地上高15㎝と言われて現地で「車高低いから無理っす」。となると、移住の計画がかなり狂ってしまいます。これは避けたいので、スポイラーを前と横外してもらいました。ディーラーで9,000円かけて泣く泣く><

ああ、俺のSTIスポイラー達よ・・・

そして、輸送当日。船が出る当日に有明港へ持っていきました。現地の担当の方に見せると「これ、パレット指定ですがたぶん大丈夫だと思うんですよね。ちょっと、担当に確認しますね」と良心的な対応。

車を運搬する方に来ていただいて、車高をチェック。自分もかがんでみると一番低いところって、STIエキゾーストパイプの連結部分が一番低い。おそらく10㎝ない。

その担当の方も「これならパレットで行けますよ」とのことで、結局、カーパレットを予約しお金を払っていましたが約16,000円ほど戻ってきました。

この経験から言うと最低地上高14cmのレヴォーグでも問題なかったので、スポイラーにスカートを付けていてもギリ大丈夫なのではないかと感じる次第(絶対はありませんがなんとなく)。まあ、石垣島まで東京からスポーツタイプの車を運ぶ人がそもそも少ないとは思いますが。

石垣島-西表島間の輸送

この航路は、おそらく2社しか貨物をやっていないと思われるのですが、4月の予定が出るのが3月20日頃とのこと。既に有明港から石垣港までの予約は完了済み。

さらに石垣島に滞在するのは、わずか3日間。うち、土日が2日間しかなくこのいずれかで一旦西表島へ車を運ばなければいけない。

費用は、大原港で13,000円程度。

この部分に関しては、石垣島で中古車を購入したとしても発生するので、島でレンタカー生活以外のチョイスだと必ずかかってくる。

車載荷物の事情

どうせ車を運ぶなら、荷物載せたいですよね。特に有明港から石垣港まで、本来であればフル積載できれば引っ越し費用をゼロにできます。

しかしながら、調べると原則積載不可。NGになると車は運べないしお金は取られるしで酷い話になります。

でも、これならどうかって話です。全面の窓ガラスは隠れずに、まるでラゲッジスペースが厚くなったような・・・・・・・。

セカンドシートを倒さずに、ラゲッジスペースに段ボール2箱と小物なら問題ないでしょう。ここにきて、役に立たなかったトノカバーが活躍することになりそうです。

西表島は、東京から段ボール1個送って4,000円近くかかります。もし、車載できれば9個で4万近い価格ですから、なるべく載せたいと考えるのが普通でしょうね。船側から見たら燃費が悪くなるので、値上げしないといけないのか?それとも法律で禁止されているのか?でも、それなら積載可能にしてお金を取ればいいのにと思いつつ。

ネットで調べる限りは、石垣島ー西表島の船は、積載に条件が無いような?後左右の窓から見れればいいような感じでしたがどうなのでしょう。予約がまだ先ですが、その時にでも確認します。

石垣島でセットアップ用の食材や備品一式、家具、家電は、買って可能な限り積載して西表島に行きたいところ。

荷物積載の実際

後日談。上図のように、レヴォーグの後部座席を倒して、荷物は段ボール箱9箱を積載し、一見荷物とは分からないように気休めの毛布で覆い、隙間にも荷物が動かないように荷物で固定。さらに後部座席と運転席の間にも、リュックやらタオルやらを詰め込みました。

高さに関しても窓から一切出ることなく、坂や急発進、急停止でも荷物がぶっ飛ばないことも確認。これで普通に受け付けてもらえました。どうやら目くじら立てて荷物1つでも禁止にはしていないようです。

ただ、預けた際に車の鍵は開けっ放しで、鍵は外のワイパーに置いておくと言う・・・・・。本当にセキュリティが一切ないので、盗まれたらヤバいものは絶対に入れられないですね。

有明港まで運搬が大変?

東京から石垣島の車運搬受け付けは、おそらく3~4社?ぐらいあるのかなと思いますが、車を持っていくところは同じだと思われます。ただ、道中「関係者立ち入り禁止」だったり「契約者のみ」など、仰々しい注意書きが点在しつつトラックが大量にあるので、迷わず突き進むだけ。

申込すれば地図が送られてくるので、車でそこまで行き、受付で諸情報を渡すか伝えると「あそこに持って行って」と言われるので持っていく形です。

ちなみに私が依頼したところは、私が分からなそうにしていたのでわざわざ外に出て連れて行ってくれました。外の担当の方も非常に親切。みなさん対応が良くてびっくり。

9時からの受付となっていますが、到着した8時50分からでも対応して頂けました。本来9時からなのでダメですが、とりあえず車やトラックがわんさかあり、どこに停めたらいいか分からなくなります。なので、適当に停めてまずは、管理棟へ行き受付すればOK。

運んだあとどうする?

有明港に車を持っていくのは良いのですが、帰りですね。陸の孤島と呼ばれるこのエリアで、タクシーを呼ぶかゆりかもめで帰るしかありません。駅までは、徒歩数分などで遠くもありません。タクシーは、流しが走ってないエリアなので、アプリなどで呼ぶのがベストです。

所感

西表島や石垣島まで、東京から車を運搬する作業自体は、そんなに面倒でも難易度も高くなくやろうと思えばサクッと出来る感じでした。

東京から石垣島まで、11万前後(持ち込み時)。単純に車を買う際に、石垣島や西表島で買うのと比較し、東京で買ってくれば単純に11万~15万円プラスで輸送出来るので、塩害車を買うよりこっちで買ったほうが良いのかなとも思いました。

さらに名古屋、大阪、鹿児島あたりで買えば、車の輸送費も若干安くなりそうです。

今回は、引っ越しも兼ねているので引っ越し代自体は、実質ゼロに出来ました。ただ、家具家電がゼロで現地到着後にEC購入の予定なので、もし家電や家具があるとなると車の輸送代にさらに引っ越し代金がかかるので、トータルの輸送費用が20万~30万ぐらいかかりそうです。

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