竹富町地域おこし協力隊(西表島)に応募してみた結果

ぽんつ
ぽんつ

ひょんなことから、西表島(竹富町)の街おこし協力隊に応募してみました。ガチでやりたい人の為にも、自分の学びメモとしても綴っておこうと思います。ちなみに結果は予定通りの「不合格」。面接内容なども解説していきます。

町おこし、村おこしの協力隊。私の知人にも別の都道府県ですが2名ほど、この制度を利用しやっている人がいました。Facebookやインスタ、Twitterなどで街の宣伝、活動を報告していたり。

昔から環境保全関連に少し興味があったものの、稼ごうと思ったら町おこし協力隊は、当たり前ですがやらない仕事です。どこも給料は、月20万~40万程度。

ただ、日本全国で行われている環境保全活動で、おそらく難易度が高いのが離島なのだと思います。人間が住んでいるだけで生活排水が流れ続け、温暖化で海の環境は悪化し続ける。さらに水がどうしても足りない。塩害もあるし、風も強い。観光客は多い。

西表島ともなれば、温暖化が進めば台湾やアジア方面から感染した蚊が飛来し、マラリアやデング熱の可能性も高くなる。そういった環境面だけでなく、自然環境面の変化としても難易度が高い。それに対し、個人的にはかなり関心がありました。

竹富町地域おこし協力隊の業務内容

勤務場所:西表島
業務内容:西表財団の運営支援
西表島で勤務し、竹富町職員、町民、その他関係団体等と連携しながら、次の掲げる活動を行っていただきます。
(1)設立間もない西表財団の運営支援に係る取組み。(西表財団の概要については別添資料参照)
(2)西表財団及び地域住民と協力した西表島の自然環境保全のため適正なん観光管理の実現を目指し、観光活動が自然環境に与える影響の調査や、観光事業者等関係者との調整、観光客への働きかけなどを想定。
(3)上記事業を含む西表財団の活動内容の周知・広報を目的とした広報誌、ポスター、チラシ、ホームページ等の作成・更新作業支援。
(4)その他、西表財団の総務事務全般の支援。

2022.02 竹富町

結構、西表島が好きだったり興味があって、自然環境保全活動にも興味があるなら凄く魅力的な仕事だと思います。私も実際、西表島になら移住しても良いかなと思っていたので、きっかけ作りとして応募しました。

あとは、ポスター・チラシ・ホームページの更新作業支援と書かれていますが、Photoshopやillustrator、Dreamweaverが出来ればおそらく強いのでしょう。ここで言えるのは、DTP・Web系の人ならさらにマッチしそうですね。

直前で竹富町の町長が官製談合で逮捕されましたが、運営の方針に加え財源の供給など、トップ交代で多少変わっていくのかもしれません。

竹富町地域おこし協力隊の応募条件

募集対象
令和4年1月1 日現在で、原則として満20 歳以上45 歳以下の方(性別は問わない)で、次のすべてに該当する方。
(1) 3 大都市圏をはじめとする都市地域に在住しており、採用後、竹富町へ住民票を移動させることが出来る方。
(2) 西表島の自然環境に関心があり、その保全の取り組みに意欲のある方。
(3) 地域おこし協力隊の活動期間終了後も竹富町に定住し、就業しようとする意欲を持っている方。
(4) 心身ともに健康で、地域協力活動に誠実・熱心に取り組むことが出来る方。
(5) パソコンの一般的な操作(ワード、エクセル、パワーポイント、インターネット、SNS 等)ができる方。
(6) 普通自動車運転免許証を有している方。
(7) 地方公務員法第16 条に規定する一般職員の欠格条項に該当しない方。

竹富町

対象が少々?厳しくなり45歳以下。個人的には、55歳ぐらいまでは良いのではないかと思いますけどね。何故、年齢で可能性を絞ってしまうのか残念ではあります。

住民票移動は、まあ問題ないでしょう。結局、協力隊の給料は税金で払われているわけですから、住民票を置いてもらって地方税を納入することで少し回収できますし。

西表島の自然環境に関心、保全に興味があるのも問題ないでしょう。そもそも、竹富町地域おこし協力隊を探して応募する人は、9割以上関心があるでしょう。

「協力隊以後も竹富町に定住し、就業しようとする意欲がある方」これは、そう考えても実際1年やってみたらどうなるか分からない部分ですよね。例えばよくありそうな偏見として、竹富町の方々が30年以上前の役所的な仕事のやり方や文化だったり、地元の人や企業がかなり閉鎖的だったり。住んでみないと分からない部分がありますので、「私、協力隊後も住んで働きます!」と口頭で言うに決まっています。

パソコン、免許も問題ないでしょう。

竹富町地域おこし協力隊の面接

書類審査に合格すると面接が1回あり、その後に採用となります。ちなみに書類審査に合格すると、ご丁寧に郵送で合否が送られてきます。時期によっては、メールで連絡がくるようです。

15年ぶりに受けた面接は、学びでいっぱいでした(笑)何百人と面接してきましたが、面接される立場にたつと納得することが多すぎて、とても新鮮。やはり、初心を取り戻す作業は、お金やリスクを取ってでもやるべきだなと感じた次第です。

まず、コロナと言うこともあるのか、面接はZOOMでした。面接に参加している方は、6名ほどだったかな。意外に多いんですよね。多数決で決めるのか、偉い人が決断するのか分かりませんが、6人いてビックリしそうな人は、想定しているだけで緊張しなくて済むかもしれません。

次に、質疑内容をご紹介。

応募動機は何ですか?

この内容、書類審査の時点で紙に書いて提出する内容なのです。なので、書いて出した内容を再度言えば良いのか、それ以外を言うのか微妙なところですが、定番すぎるのと既に回答している内容で謎。

「我が社に応募した動機は何ですか?」と私は聞いたことはありませんが、逆にこう聞かれるととても新鮮。たぶん、色々なところの面接を受けている人は、定番すぎて上手く答えるんでしょうね。本心であっても、盛ってもいいわけですから。

竹富町の有人島は?

まあ、竹富町の協力隊に応募する人なら、このぐらい知っていて当然。つまり、質問者としては、「竹富町への愛の尺度」として聞いたのでしょうね。個人的には、地図は頭に入っていたものの3つしか分からず。

グーグルで検索すればわかる内容ですし、1回調べればほぼ分かる内容。無人島と有人島があり、応募する人は、調べていけばポイントを得られそうです。

個人的には、西表島に行きたかっただけで、それ以外の島にはあまり興味は無いのです。山があり、川があり、海がある。この条件を満たすのは、西表島だけなので。

これまでの実績は?

これもよくあるんでしょうね。実績って不思議ですよね。仕事の実績を指しているのでしょうが、先生をやっていたら「〇〇中学へ進学者〇名を出しました!」とかでしょうか?協力隊で実績が必要なのであれば、多くの人と折衝して何かを進めた経験がよさそうですね。

営業で1位になりました。Web開発で600社のホームページを作りました。経理で記帳を述べ400万件こなしました。人材を5,000人採用しました。

よりも島での活動を有利に進められる実績が必要かな。「地元で神輿があるので、10年以上、まとめやくとして祭りを運営しています。だいたい、100名ぐらい毎回参加していました」とかも良さそうです。

島の人とやっていけそうですか?

分からないですよね(笑)住んだことが無いので、どういう人たちと言うか傾向・文化があるのか。住んでみないと分かりません。ただ、面接官は気にしていたようでした。過去、失敗しているんでしょうね。採用で。

ただ、下手にやりたい人は、応募者にいないと思うのです。誰だってうまくやりたいです。なので、正直、仕事や活動の経験を元に島でうまくやっていけるかは分からない。合う合わないは、絶対発生しますからね。

むしろ、聞くのであれば、島の人と合わなそう。うまくやっていけなそうだったらどうしますか?など、カバーする話があったほうが良さそうですね。

これも実績に関する質問と同じで、実績とセットでカバー方法もあるとポイントもらえそうですね。

ここはどこでしょう?

まあ、この質問で私は落選が確定したと認識しました(笑)もっと自然環境保全の為に、労働以外で何が出来るのか話したかったですね。誰でもできる作業なら、誰だって良いので。

「こういう環境問題を抱えていますが、どうやって解決できると思いますか?」このぐらいの質問は欲しかったです。

ZOOMでの面談だったので、協力隊の採用担当者の面々がどこにいるかは、基本こちらは分かりません。それで質問したのか?どんな意図があるのか全く不明でした。

竹富町地域おこし協力隊の注意ポイント

着任まで1カ月

今回、応募してみて気付いたのですが、採用が非常にタイト。2月中に書類と面接で合否が出ますが、採用されたら開始までにほぼ1か月しかありません。

勤務開始が最短3月中で普通だと4月1日からのようです。実質1か月しかありませんので、無職の人かバイトか引継が無い仕事の人しか無理です。

そういった面では、そういった層しか来れないだろうと感じました。勤務地が仮に石垣島ならまだしも、西表島だったら相当きついです。家の引き払いや引っ越しの準備、最悪家探しもあるわけですから。

ここは、竹富町側に改善の余地が大いにありそうですね。採用確定は、1月中に出しておくべきで2月と3月の2カ月あれば、多様な人材が応募してくるかもしれません。

面接時に西表島も竹富島も関係ない?

竹富町のホームページを見ると募集1・西表島。募集2・竹富島で分かれています。なので、西表島で応募しましたがどうも面接官は、竹富町のことを中心にしているようでした。募集1と2で勘違いしていたのか、それとも西表島応募だったとしても共通事項として竹富町のことも聞いたのか不明です(竹富町の中に西表島があるのは理解しています)。

何れにせよ2023年以降に応募する際には、注意してみてください。

質問は出来ない

面接時間は、約30分のZOOMです。こちらから聞きたいことがいくつかあったのですが、その時間はありませんでした。一般的な面接質問内容で終わりとなります。「最後に何か質問はありますか?」が欲しかったところです。

西表島の協力隊応募のまとめ

個人的には、約15年ぶりの面接だったので新鮮でした。おそらく、西表島や竹富島の街おこし協力隊をやりたい人は、少なからずいるはずですし、最高でも年間で1名だけなのでそういった意味では、かなりの狭き門です。

やはり、この制度のいいところって、そのエリアで人的広がりが一番早いことですよね。Uターンならまだしも、Iターンであれば協力隊で地盤を作るのが最も早いでしょう。

今回は、自分のメモと今後、竹富島や西表島などの協力隊へ応募する人たちの参考になればと思いまとめてみました。

成功を祈ります!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA